プロジェクトアリストテレスを考える ‐いかに採用を改善するか‐

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プロジェクトアリストテレスを考える ‐いかに採用を改善するか‐
前回の記事では、プロジェクトアリストテレスと概要を見ていきました。

今回は、面接の場面でいかに応用できるかを考えていきます。


プロジェクトアリストテレスを考える①‐面接に応用する‐

心理的安全性が効果的な面接を促す

前回は、心理的安全性が効果的なチームに重要であることを見ていきました。自分の過ちを認め、質問をし、新しいアイデアを披露しても、馬鹿にされたり罰したりしないと信じられるチームが、効果的に働くことができます。

それをいかに面接に対して発想するのか。安心して働くことができるから、自身の力を発揮できるように、安心して面接ができるから、自身を表現することもできる、と考えてみましょう。

将来的に企業で活躍する姿を見ることができるような状態を、面接の場でも整えて、求職者の素の姿を表現していただきましょう。そして、心理的安全性を採用の場面でも実現していくために、行うべきことは何でしょうか。個人でもできる取り組みを手掛かりに考えてみましょう。

心理的安全性の実践

チームの心理的安全性を高めるための個人ができる取り組みも前回の記事で確認しました。
https://adv-hrmedia.com/media/recruit-kow-how/kh0000043
それらを採用面接の場面で考えてみたいと思います。

① 仕事を実行の機会ではなく学習の機会と捉える

面接は採用担当者と求職者がお互いに理解を図る機会であり、お互いのことを学ぶ機会とも言えます。求職者と担当者ともに、相手に自身の良さを知ってもらおうとする、相手の良さを理解しようとするという、双方向の意志が必要になる、と言えます。

マッチングを主題に置く場合、あらかじめその旨を求職者と確認してから、面接を進めるのも一つの手段でしょう。マッチングしたうえでの採用を面接のゴールに求職者と企業が設定することで、双方向の意志をより醸成しやすくなります。



② 自分が間違うということを認める

完璧な受け答えを求めていませんか?もしくは、事前に得た情報からイメージを固めすぎてはいませんか?学習の場であるため、間違うことで初めて学びを得ることができます。間違えることは当然でしょう。一方で、失礼な行為をしてしまう場合もあります。素直に、真摯に認め、また寛大に受け止めましょう。


③ 好奇心を形にし、積極的に質問をする

事前に得られる情報にも限りはあります。そこから気になったことを質問し、お互いの理解を深めていきましょう。注意したいのは、相手自身や相手の発言を否定するような振る舞いをしないことです。お互いに好奇心を持って面接に臨んでいるというのに、目を合わせない、不機嫌な態度など、受け入れようとする姿勢がないこと、相手の欠点だけを暴こうとする姿勢は問題となります。必要なのは好奇心です。求職者も貴重な時間を割いて面接に赴いていることを忘れずに。相互理解の場で粗探しに終始する事態は避けましょう。



「素を出す」のは何のため?

■面接で求職者の「素」を引き出す重要性とは

面接で問われるものの一つに「素の姿」を挙げる方は多いと思います。なぜそれが問われるようになったかと言えば、求職者の方々は少しでも自身をアピールするために面接の対策を行い、企業から見れば求職者の方々の本質が見極めにくくなっているからです。

一方で求職者から見ると、企業が自社の魅力をどれだけアピールしていても、何か隠しているのではないか、という疑念は拭いきることはできません。そうしてお互いにある種のリスクを隠したままマッチングを図り、入社に至ったのちにお互いに「こんなはずじゃなかった…」となってしまえば、社員は活躍もできず、業績も伸びず、両社とも損になってしまいます。


■「素」を引き出し自社とマッチングする求職者を探す方法?

それでは、お互いに「素」を出したうえでマッチングを図るために行うべきことは何でしょうか。

表情を意識しましょう。雑談から入る、相手の話に相槌を打つ、目線を合わせる、といったことにも表情は必ず意識されます。

また、一口に表情と言っても、笑顔だけが最適解とは限りません。

相手を尊重する意志が無ければ、その笑顔は相手に不信感を持たせてしまうかもしれません。
前述した心理的安全性のために行うべきことと合わせて実践しましょう。

表情を作る際に意識したいのは、眉の上げ下げです。
眉が上がっていると目は開き、相手を見ようとしている、興味を持ってくれているという印象になります。

真顔だと、探られている、取り調べのようで粗探しされている、といった印象を持たれる、と考えるでしょう。

しかし、笑顔なのに目線が落ちる、目が笑っていないことよりも、身を乗り出して話を聞くなど、真顔でも興味を持っていることが分かると、より求職者の安心につながることがあります。

不信感を抱かせないためにも、ただ笑顔でいるだけでなく、興味を持っているからこそ、という表情をするようにしましょう。

面接でマッチングを図るのは、入社後に活躍してもらうことが目的です。
その入社後に先ほど述べたような面接、お互いにリスクを隠すようなやり方のように仕事を任せても活躍するとは言い難いでしょう。

仕事を進める上では課題、人間関係も含めた環境など悩みは尽きません。
それらを踏まえ、乗り越えたうえで仕事を進めることになります。

仕事を進めるのと同じように、面接を行うために何が必要なのか、社員が活躍できるように必要なものを、面接でも用意すればお互いに「素」を見せることができるのではないでしょうか。

今回は心理的安全性をきっかけに考えていきました。

安心して働くことができるから、自身の能力を発揮することができます。

同様に、安心して面接ができるから、自身を表現することができるのです。



 

チーム作りの考え方を採用の場面でもプロジェクトアリストテレスを応用できるかを考えてきました。

うまくマッチングが図れない、お互いの本音を出すことができていない、そんなことを感じているのであれば、心理的安全性を考慮して採用を見直してみましょう。望んでいた採用を叶えることができるかもしれません。

 



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