第3回 ちょくルート採用を実践してみよう「自社採用サイトを運営するためのチーム構成」(前編)

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第3回 ちょくルート採用を実践してみよう「自社採用サイトを運営するためのチーム構成」(前編)

<ちょくマガ編集部より>

このコンテンツは、本来ならば専任スタッフのサポートのもと進める「ちょくルート採用」を、ここをご覧になっている企業様ご自身で実践してもらおう!という目的で書かれたものです。
「ちょくルートとは何なのか」ということから、ちょくルートを実践するための準備、チーム構成および必要なスキル・知識、集客のためのIndeed活用などを、人事担当の山田くんとその先輩の片岡さんの対話形式でフランクにご説明いたします。新たな採用手法を探している経営者様、既存の求人媒体でなかなか効果が上がらず困っている人事担当者様、ダイレクトリクルーティングに興味のある方まで、幅広い皆さんに役立つ記事になっています。ぜひお楽しみください!

<登場人物>

①山田くん
某製造メーカー勤務の社会人4年目。前任の退職を機に採用人事担当になったが、応募も採用もうまく行かず困っている。

②片岡先輩
あたらしい採用手法「ちょくルート」を扱うベテラン営業マン。山田くんの大学の先輩。

scene:009 「ちょくルート実践に必要なチーム」

 

片岡先輩からアドバイスをもらううち、自社採用サイトに俄然興味がでてきた山田くん。前回のようなランチタイムではなく、もっとじっくり話を聞きたいと、今回は個室のイタリアン居酒屋を予約しました。店内に漂うオリーブオイルとにんにくの香りに食欲も刺激されます。お店オススメの赤ワインで乾杯すると、片岡先輩が嬉しそうに話し始めました。

 

片岡先輩 こないだはメールどうもな。「早く続きを教えてください!」なんて、やけに積極的な内容だったから驚いたよ。

山田くん 先輩のおかげでやる気になったんですよ! 採用担当として僕もしっかりしなきゃって。


片岡先輩 ということはつまり、本当に自社内で「ちょくルート」を実践する気になったってこと?

山田くん そうですよ! 頑張ってやってみようと思ってます。だから先輩、早く続きを……


片岡先輩 そうかそうか。よし、じゃあそうだな、今日は「ちょくルート」を自社で実践するにあたって、どんな体制を構築すればいいかを教えていこうかな。

山田くん 体制の構築?


片岡先輩 そう。つまり、自社採用サイトをどんなチームで運用していくか、ということだね。

山田くん え……ちょっと待ってください。チームってことは、僕一人じゃできないってことですか。


片岡先輩 一人じゃしんどいだろうなあ。

山田くん そうなんですか……


片岡先輩 いや、もちろん、スーパーマンみたいな人が全部自分でやっちゃうケースはないわけじゃない。でもそれにはWebや広告の幅広い知識が必要だ。……残念ながら、山田にそれがあるようには思えないけど。

山田くん 失礼な! ……まあ、その通りですけど。


片岡先輩 ははは、ごめんごめん。別に山田をバカにしてるわけじゃないんだ。むしろ、Webや広告に全然詳しくない採用担当さんってけっこう多いんだよ。だから俺たちの会社がサポートするわけでね。


山田くん ああ、そうか。先輩の会社は「ノウハウをお客さんに提供している会社」って言ってましたもんね。


片岡先輩 お、よく覚えてたな。その通り。俺たちは別にクライアントに代わって自社採用サイトを運営してあげるわけじゃない。自分たちで運用するための知識を装着させてあげる会社なんだ。


山田くん なるほど。


片岡先輩 じゃ、さっそく必要なチームについて話していこうか。



scene:010「どんなメンバーを集めればいいか」

 

片岡先輩は、山田くんが採用に真剣になり始めたことが嬉しいようです。そういえば、大学の頃から先輩は、何かに真剣な人が好きだったなあと山田くんは思い出しました。どちらかと言えば穏やかでほんわかした雰囲気なのに、実は熱い人なのかもしれないなあ。そんなことを思いながら、山田くんは片岡先輩の話に耳を傾けます。

 

片岡先輩 まず必要になるのは、サイトを更新する人だな。


山田くん 更新?


片岡先輩 ああ、要するに、原稿をサイトに反映させたり、修正をしたり、画像を入れ替えたりっていう作業をする人だ。自社採用サイトは、求人の状況に応じてどんどん更新していく必要があるからね。

山田くん なるほど……そうか、出したら基本出しっぱなしの求人媒体とは違うんですね。


片岡先輩 そうだ。自社採用サイトというのは、自分たちの手でリアルタイムに更新していくものだ、という意識を持つことが大事なんだ。で、次に2人目だけど、これはWebプロモーション担当だ。


山田くん Webプロモーション?

片岡先輩 Web上で行うプロモーションのことで、具体的にはIndeedとか、リスティング広告とかを指す。このあたりの知識を持っている人が1人必要だ。

山田くん ……なんか既にだいぶハードル高いんですけど。


片岡先輩 さて、次。今度は山田でも大丈夫だぞ。

山田くん お、よかった。どんな役割です?


片岡先輩 応募や問い合わせが入ったときに、それに対応する人だ。

山田くん ……いやそれ、普通の採用担当じゃないですか。


片岡先輩 そうだよ? 自社サイトで採用を成功させようとしているんだから、当然必要な役割だろ?

山田くん そうか……そうですよね。僕らは単なるコーポ―レートサイトを作ろうとしているんじゃなくて、自社サイトで「採用」をしようとしてるんですもんね。

片岡先輩 その通り。どれだけいい自社採用サイトを作っても、応募の対応ができなきゃなんの意味もない。さて、次に4人目。

山田くん まだ必要なんですか?


片岡先輩 ああ、次の人が1番重要かもしれない。

山田くん なに担当の人なんです?


片岡先輩 うん、いわゆる「ディレクター」だな。自社採用サイトの全体を統括する人というか、方向性を決める人だ。このプロジェクトの責任者、と言ってもいいかもしれない。

山田くん ディレクターですか。


片岡先輩 そう。自社採用サイトってのは何度も言っている通り、作って終わりじゃない。むしろ公開したところがスタートで、その後もどんどん更新していく必要があるわけだ。そのときに、自社の状況、あるいはWebのトレンド、時代の流れ、といった様々なことを見ながら、「どんな自社採用サイトを作っていくか」を的確に判断できる人がいなければならない。

山田くん うーん、難しそう……

片岡先輩 そうだな。難しさもあるし、自社の採用に対して「情熱」を持って取り組んでくれる人がいいね。自分たちの求める人材に対して、どんなメッセージを伝えていくのか、それを真剣に考えられる人がいい。そしてそれに沿った指示をメンバーに対してできる人。

山田くん チームのリーダー的な人ってことですね。


片岡先輩 そうそう。この人が方向性をビシッと決めてくれると、サイトにも一貫性が出るし、強いメッセージを伝えられると思うよ。

山田くん なるほどなあ。……でも先輩、これでもう4人ですよ。いったい何人必要なんです?


片岡先輩 ひとまずこの4名が最小チームということになるね。つまり、①サイト 上の作業を行う「更新担当」、②自社採用サイトへのPRを行う「Webプロモーション担当」、③応募や問い合わせに対応する「受付担当」、④全体の方向性を決める「ディレクター」の4人だ。

山田くん 4人かあ……正直、自社サイトの運営だけに4名も割くのは難しい気がするんですけど……みんなそれぞれ担当業務があるわけですし……


片岡先輩 そうだよな。現実問題なかなか難しいよな。

山田くん そうでしょう?


片岡先輩 俺のクライアントも、だから基本的には皆「兼業」でサイト運営に取り組んでるよ。人事をやりながら、営業をやりながら、あるいは経理をやりながら、自社サイトの運営に関わるわけだ。逆に言えば、リソースが限られているからこそ、役割分担をしているとも言える。

山田くん なるほど、4名いれば1人あたりの負担は軽くなるってことか……


片岡先輩 そうそう。この業務を1人で全部やるのは大変だからな。それこそスーパーマンでもなければさ。

山田くん でも……必要なチームについてはなんとなくわかりましたけど、いざ自社でメンバーを集めるとなると、もう少しそれぞれに必要な経験やスキルを詳しく知りたいんですけど……


片岡先輩 そうだな。じゃあ①〜④まで、もう少し具体的に見ていこうか。



scene:011 「①Web更新担当について」

 

エビとじゃがいものアヒージョ、新鮮野菜のバーニャカウダ、オニオンリング、焼き立てバゲット。運ばれてくる料理を、片岡先輩はごきげんな様子で口に運びます。一方の山田くんは、勉強に真剣なあまり、料理を楽しむ余裕もないようです。その手にはいつの間にかメモ帳とボールペンがあります。そんな山田くんを見た片岡先輩は、「そんな力むなよ」と笑顔で言い、それでも嬉しそうに続きを話し始めました。

 

片岡先輩 じゃあまず、①の更新担当。この人はさっき話したように、サイトを実際に触る人だね。記事をUPしたり、画像を差し替えたり、充足した職種の情報を非表示にしたり。

山田くん なるほど、イメージはつきます。でも、それをするにはどの程度の知識が必要なんです? Web制作って言うと、HTMLとか、CSSとか、よく聞きますけど。


片岡先輩 確かに一般的にWebを作る場合、HTMLやCSSの知識はあったほうが便利かもしれないな。ただ「ちょくルート」の場合は必要ないんだよ。

山田くん え? だってWebサイトを作るんですよね?


片岡先輩 そうなんだけど、CMSというサイト構築のためのシステムを使うことで専門知識を使わず、ブログを書くみたいに簡単にサイトを作っていくことができるんだ。

山田くん CMSって、あの、WordPressとかそういうやつですか?


片岡先輩 お、よく知ってるな。WordPressは非常に有名なCMSの一つだ。要するに専門知識が不要なCMSというシステムを使うことで、いわゆる「コーディング」という難しいことをせずにサイト構築ができるんだ。HTMLやCSSの知識がなくても大丈夫なのはそういう理由。

山田くん なるほどなあ。あ、でも、応募フォームはどうするんです? あれって確か、作るのに結構難しい言語を使うって聞いたことあるんですけど。


片岡先輩 それも大丈夫。採用サイト専門のCMSには、フォームを簡単に作れる機能が備わってるから。もちろん質問項目をカスタマイズすることも可能だ。

山田くん そうなんですね! すごいなあ。

片岡先輩 ということで、①の人に専門的なWeb制作の知識は必要ないってのがわかってもらえたかな。

山田くん でも、じゃあ、誰でもいいってことなんですか?


片岡先輩 そうだね。最低限、PCで文章を打てる人であれば、できるってことになる。もちろん、知識や経験はあるに越したことはない。ライティングやデザインができる人なら尚よいよね。あとは自分でブログを書いている人とか、文章書くのが得意だよ、って人も向いてる。一番いいのは、求人広告の作成をやってた人だな。

山田くん なるほどなるほど。だいぶイメージ湧きました。



scene:012 「①Webプロモーションについて」

 

片岡先輩の希望で、白ワインのボトルを注文。スラッとしたかっこいい店員さんがワインクーラーと共にやって来て、一杯目を注いでくれます。先輩とあらためて乾杯し、ゴクリと一口。キンキンに冷えていて、とても美味しい! 飲みすぎたらせっかくの話を忘れてしまうかもしれない、なんて思いつつ、山田くんはすぐにグラスを空にしてしまいました。

 

片岡先輩 これ、うまいな。

山田くん ええ、すごく。飲みすぎちゃいそうですね。


片岡先輩 まあ、別にいいじゃないか。せっかくなんだし。

山田くん 駄目ですよ、僕は今日、勉強に来てるんですから。


片岡先輩 ふふ、わかったわかった。じゃあ、次は②のWebプロモーション担当について。

山田くん Indeedとかリスティングとか、いわゆる「Web広告」のやつですね。


片岡先輩 そう。でも……これをいきなり自社でやるのは難しいかもなあ。

山田くん 
え?


片岡先輩 このポジションはけっこう難関なんだよ。だから皆ウチみたいなプロに頼むわけでね。

山田くん いや先輩、そんなこと言われたら話が終わっちゃうじゃないですか!


片岡先輩 そうか(笑)。ごめんごめん。

山田くん でも、難関ってことは、かなり知識が必要ってことですよね。どんな人ならできるんです?


片岡先輩 そうだな、まずは「数字に強い」ことかな。管理画面を見ながら、広告予算に対してどれくらいのクリック単価にすればいいか、っていう計算をしていかなきゃならないからね。何回見てもらえたら何件応募があるかってシミュレーションしていくわけだ。あとは、多分山田も聞いたこと有ると思うけど、キーワード選定っていうのがある。どういうキーワードに引っ掛けに行くかを、皆と連携しながら考えていく。

山田くん はー、なるほど。なんかやっぱり難しそうですね。

片岡先輩 まあ、例えばIndeedなんかは意外とシンプルな設定画面だから、すぐに慣れるとは思うけどね。

山田くん それを未経験から始めるとしたら、どうすればいいんです? 本屋で「Webプロモーション入門」みたいなテキストを買ってこればいいんですか?


片岡先輩 そうだね、入り口はそれでいいと思う。ただ、本を読むだけじゃ実践的な技術は身につかないだろうなあ。やっぱり実際に管理画面や設定画面を自分で触ってみないと、本当の感覚はわからない。まあ、どんな仕事でもそうだろうけど。

山田くん ちなみに性格というか、タイプ的にはどんな人が向いてます?


片岡先輩 このポジションはね、意外と「直感力」や「決断力」が求められるんだよ。時代の流れやトレンドを見ながら、パパっと判断して方向転換していかなきゃらならないから。そういう意味では、自分の意志でジャッジできる人がいいね。言われたことだけしかやらない人には向いてない。

山田くん ふむふむ。……ちなみに先輩、さっき広告予算って話が出ましたけど、だいたいどれくらいの予算感なんです?


片岡先輩 もちろんクライアントによって様々だけど、だいたい月20万円くらいの予算があれば、ある程度の効果は出せると思うよ。期間的には3ヶ月位を目安に運用するかな。初月はどうしても応募単価が高くなりがちだけど、それを2ヶ月3ヶ月と改善を繰り返すことでどんどん応募単価を下げていくわけだ。

山田くん ははあ、なるほど。つまりそれが②の人の役割ということなんですね。


片岡先輩 そうそう、そういうこと!


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